日本初!携帯番号がIDとなる「ペーパーレスチケット」の街バルイベント!

  • イベント名: まちなかのバル in 鷺飲夜
  • 鷺宮商明会副会長:田中章生さん

「まちなかのバル in 鷺飲夜」の概要:

「まちなかのバル in 鷺飲夜」は、中野の街をハシゴ酒するグルメイベントです。参加者は受付にて料金を支払い、dodo pointに携帯番号を登録。入力と同時に、番号をIDとしたアカウントに、参画店舗で使えるチケット(ポイント)が即時付与される仕組み。参画店舗をハシゴして回遊する際は、同じように店頭に設置されたタブレットに携帯番号を入力することでチケットを使用していきます。携帯番号をIDとして全ての操作が完結するので、従来利用していた紙のチケットや、アプリのダウンロードなどの煩わしさを解消。「ペーパーレス」の運用を実現しました。
プレスリリースはこちら
saginomiya1.jpg 572.59 KB
バルイベントのパンフレット

今回のバルイベントで、dodoを使いたいと思った最終的な決め手はどのようなところでしたか?
従来の紙のチケットでの開催では、イベント後のお客さんへアプローチができていなかった。dodoを使うことでそれが可能になるのが最大の理由。参加する店舗側の要望として一番多かったのが、イベント当日はお客さんがたくさん来るのに、その後に繋がる広告効果がなかった。イベントが毎年盛り上がっている一方で、せっかくの新規顧客をリピーター化できていなかった。なので、店舗側としてはイベントに参加する中長期的なメリットに繋がっていなかったんだよね。dodoのメッセージ機能を使って、店舗からお客さんに再来店を促すコンタクトが取れるようになった。

バルのイベント終了後に各店舗からメッセージやお礼クーポンを送って、再来店を促すための施策を取られたんですね。他にはどんなメリットがありましたか?
プラスアルファの要素として、「手ぶら」で使えるペーパーレスチケットのビジュアル的なイメージアップや話題性アップも期待した。「商店街とITの融合!」ってお客さんに与えるインパクトも大きいじゃない。うちの商店街は、新しいことにはどんどんチャレンジしたい、という意欲が強いのかもね。後は、紙のチケットの時と比べて集計がものすごく楽になった。今まではイベント後に手動で各店舗のチケットを数えていたのが、全部リアルタイムでデータ化されたのはすごく助かったね。

実際にイベントを終えての感想はいかがですか?
正直、もっと難しいと思っていたけど、やってみたら意外と簡単でびっくりした。商店街のイベントは参加者の年齢層も広いし「タブレット」という言葉に対してハードルが高く思われがちだったけど、コンピューターとかが苦手な世代でも対応してもらえた。心配はあったけど大きなクレームもなく「携帯番号を入力するだけです」と案内すれば、お客さんの理解もすごく速かった。それに、スマホにアプリを入れたりする訳でもないから、初めての人でも普通に使える。

当日の運用オペレーションはいかがでしたか?
最初は店舗側のオペレーションが大変なんじゃないかって、運営側からも反対意見があった。飲み歩きイベントは店舗側に掛かる負荷は想像以上。一晩に何回転もするからね。だけど、事前に操作マニュアルを作ったり、去年以前の経験からお客さんの接し方の準備態勢が整っていたり、といった要素がうまく働き、お客さん同様店舗もすぐに慣れて、結果としてイベントのクオリティーが上がった。終わった後も「新しいことにチャレンジした達成感」をみんなで共有することができた様に感じるね。
tn_saginomiya.jpg 2.12 MB

鷺宮のみなさんは団結力が強くて、「みんなで地元を盛り上げたい!」という想いがすごく伝わってきて本当に素敵だなと思います!今後は商店街としてどのような取り組みを行っていきたいですか?
バルイベントに関して言えば、「まちなかのバル」を中野区の他の商店街にももっと広げていきたい。今年は中野区内の3箇所だったけど、毎年新しい商店街にも広がれば中野の魅力をもっと多くの人に伝えられるからね。今回鷺宮で初めてタブレットを活用した取り組みを行ったけど、もっとイベント仕様にシステムをカスタマイズして他のエリアにも広げていければ必ず地域の商店街にもプラスになるはず。

あとは、鷺宮ではバル以外にも盆踊りとか、歳末フェアとか、いろいろなイベントを行っているので、これからもITを活用して、商店街の店舗の売上向上に貢献したり、イベント運営側のオペレーションの効率化やコスト削減ができるように、常に新しいことを考えていきたいね。商店街のシステム導入って、イベント活動のクオリティーを上げるためにも、どんどん必要になってくると思っています。
saginomiya2.jpg 505.08 KB